らんログ。

【助産師解説】妊娠?ストレス?生理が来ない4つの原因【生理が遅れて不安な人へ】

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こんにちは、らんまるです*

 

 

この記事をご覧のみなさんは、きっと

「生理がこなくてどうしよう…」
「妊娠していたらどうしよう…」
「病気だったらどうしよう…」と

心配されている方かなと、思います。

 

生理が予定通りこないと

心がモヤモヤしますよね(+△+)

 

とくに妊娠していたらどうしよう…と

不安に思っていると

逆にストレスでなかなか生理がこない

なんて経験がある方も

けっこう多いんじゃないでしょうか

(らんまるも助産師になる前は何回かありました( ̄▽ ̄))

 

今回は

「生理が来ないとき考えられる4つの原因」
「生理が来ないときにやるべきこと」

についてシェアしていきます~◎

生理が来ない!妊娠したかも?

正しい生理周期は?

そもそも、どのくらい生理が来ないと

“遅れている”のでしょうか。

 

生理周期は

「生理が始まった日」から「次の生理が始まる前」までの日数を数えますね(^^)

目安として、正常な生理周期は

25日~38日のサイクルでやってきます。

それには、もちろん個人差があります*

 

生理周期は、体調やちょっとしたストレス

環境の変化に左右され、変わりやすいもの。

6日以内の変動は、正常の範囲内

と考えて問題ありません(^^)

目安として、いつもの生理予定日から

1週間以上生理がこない場合

“生理が遅れている”といえます。

自分の生理周期を知ろう

ところで、みなさん。

自分の生理周期は何日か、知っていますか?

「もちろん!」という方がほとんどだと

思っていましたが…

最終生理日を覚えていない人が意外と多い!!(; ・`д・´) 

分からない人は、次の生理から必ず記録を付けましょう!!!

 

自分の生理周期を把握することは

「妊娠したか」

「病気にかかっていないか」を

いち早く確認する

簡単で超重要なバロメーターになります!

(逆に把握していないと、妊娠や病気の発見が遅れて赤ちゃんにダメージを与える行動をしたりこわい病気に気づかず放置…ということが少なからずあります(+_+))

 

いまは、生理が来た日を入れるだけで

「生理周期」や「次の生理開始日」を

簡単に予測してくれる優秀なアプリが

たくさんありますよね(*^。^*)

 

毎月1回の入力で

大切な体の管理が簡単にできます!

まだ登録していない人はぜひ活用して

次の生理から必ず記録を付けましょう!!

大事なことなので2回言いました(ー_ー)◎

(らんまるや周りの友達は、ルナルナを使ってます♪)

生理が来ない理由

前記事:生理の仕組み

生理とは「妊娠しなかった結果、次の妊娠の準備のために、赤ちゃんのふかふかのベッドを作りなおす子宮の毎月のお掃除」と伝えました(*^。^*)

 

毎月イタイ思いをして

「めんどくさいの極み(=_=)」と

誰もが1回は感じる、あの期間。

 

でも

われら女の子宮が、赤ちゃんを迎えるために

毎月せっせとふかふかベッドを作ってるのかぁ~

と考えると…なかなかすごいな、女の体!

 

生理が来ないということは

次の妊娠のためのふかふかベッド作りが

中止!または うまくいっていない!

ことを意味します。

 

生理が来ない理由は大きく4つ。
1)妊娠したとき
2)ホルモンバランスが乱れたとき
3)病気が隠れているとき
4)閉経したとき

※ちなみに、妊娠してからは、産後数か月~1年以上生理が止まります(*^。^*)←めちゃくちゃ個人差あり

 

妊娠すると、当然生理は来ません。

性行為があった場合、

妊娠の可能性は誰にでもあります。

「必ずコンドームを付けているから大丈夫!」

「ピルを飲んでいるから大丈夫!」という女性も

100%避妊できる方法はないため

妊娠の可能性はあります。

 

生理が来ないとき、

真っ先に思い浮かぶのは「妊娠」ですが、

性行為がなかったのに生理が来ない場合は

ホルモンバランスが乱れて生理が遅れているか、

病気のサインか、閉経の可能性があります。

妊娠じゃなくて生理が遅れているだけ?

ホルモンバランスが乱れると、生理が遅れ

いつもより長く生理が来ないことがあります。

 

このホルモンバランスが乱れる原因は

「心身のストレス」
「過度なダイエット」
「過度な運動」

によるものが多いですね。

 

ストレスは、

ハードワークや人間関係のトラブル、

望まない妊娠に対する不安など

しんどい負担はもちろん、

楽しいことや嬉しいことも含まれます。

 

たとえば、新学期の始まりや、クリスマス、

お正月、引っ越し、結婚…

といったHappyなことも

心と体にとっては大きな変化。

 

また、なにも思い当たる節がなくても

「ちょっとした変化」で

ホルモンバランスが乱れることも。

後悔する前に知っておきたい「無月経」の話

生理のことを、医学的に「月経」といいます。

「無月経」とは「生理がこない状態」ということ。

生理が遅れてるな~とずっと放置していると

「無月経」といわれる病気となることがあります。

 

病的な無月経には2種類あり、

「原発性無月経」=18歳になっても産まれたときから一度も生理が来ない!

「続発性無月経」=1度は生理が来たのに、なんらかの原因で3ヶ月以上生理が来ない!

この2つがあります。

無月経で悩む女性の多くは、続発性無月経です。

 

なぜ、いつも来ていた生理が

突然止まってしまうのでしょうか。

その主な原因は、“ホルモンバランスの乱れ”。

 

生理が終わってから次の生理が来るまでに

女性の体には2つの大きなイベントがあります。

1)排卵する

2)赤ちゃんのふかふかベッドをつくる(=子宮内膜を分厚く分厚く育てる)

とくに重要なのは、排卵。

 

排卵が成功すれば

“ベッドをつくることから、ベッドのお掃除まで”

つまり

“子宮内膜を分厚く育てることから、いらなくなった子宮内膜を外に出すまで“

自動的に進みます。

 

続発性無月経のほとんどは

“排卵の仕組み”が

うまくいかなくなってしまった結果。

多くは排卵が起こりません。(=妊娠もできません)

 

“排卵の仕組み”は

複雑なホルモンのやりとりが

正常に働くことによって起こります。

 

なので

急激なダイエット・肥満・強いストレス

等によるホルモンバランスの乱れは

続発性無月経の主な原因となります。

 

そして、無月経になってから

=3ヶ月生理が来ない状態になってから

病院にかかるのでは、

治るのにかなり時間がかかります!

無月経は、放置する時間が長くなればなるほど

元のサイクルに戻すのが難しくなり

生理を戻すのに半年、1年と経ってしまうことも!

 

無月経まで進行する前に

「生理不順や不正出血の段階で」

早めに病院を受診することが、本当に大切です!!!

妊娠じゃなくて「病気のサイン」?

婦人科系や、甲状腺の病気にかかることにより

生理が来ない・遅れている可能性もあります。

 

代表的なのは、

「子宮筋腫」「子宮内膜症」「子宮頸がん」
「多嚢胞性卵巣症候群」「甲状腺機能亢進症」

などです。

 

これらの病気が

生理が来ない原因であった場合

自分で調べることはできません。

生理が1ヶ月以上来ない場合は

婦人科を受診することをおすすめします!

 

また

「生理が来ないのにお腹が痛い」
「生理以外で出血がある」

といったほかに症状がある方は

すぐに婦人科に行きましょう!

妊娠じゃなくて「閉経」?

「閉経」とは生理が終わること。

通常、40歳~54歳で閉経を迎えますが

40歳未満で閉経することを

「早期閉経」といいます。

 20代で1000人に1人、

30代で100人に1人、

閉経を迎える方がいるといわれます。


生理が来ない時はどうしたらいい?

生理が1週間遅れているとき

性交渉があった場合、妊娠検査薬を使って

妊娠しているか調べてみましょう(^^)

妊娠反応が陽性:産婦人科の受診を!

妊娠反応が陰性:規則正しい生活を心がけて、少し様子を見て!

婦人科を受診するタイミング

妊娠の可能性がないのに

生理がこない期間が1ヶ月続く場合は

婦人科を受診しましょう。

 

無月経の項目でお伝えしましたが

無月経は、放置する時間が長くなればなるほど

元のサイクルに戻すのが難しくなります。

また、病気が隠れている可能性もあるため

心配な方や、他に気になる症状がある方は

早めの産婦人科の受診を!

*医師の話を聞いて安心することも、ホルモンバランスを整える1つの材料(*^。^*)

*何もなかったらなかったで全然OKです!

検査で子宮の状態を見て、もうすぐ生理が来そうなら経過観察になります。

*体のメンテナンス♪と思って、気軽に受診して頂ければと思います(^^)

 

おわりに

生理が来ない!ってデリケートな問題で

周りにも相談しにくいですし

不安も大きいですよね。

 

そして

産婦人科の受診はハードルが高い (=_=)

 

最近は

初産年齢が上がってきていることに伴い

婦人科疾患を合併した妊婦さんも

増えてきています。

 

早い段階で婦人科系の病気を発見できると

治療がスムーズにいくケースもあります。

 

また、婦人科系の病気は

20代から発症することも多いので

20歳を過ぎたら

1年に1回は婦人科健診を!

 

1年に1回は自分の体を

メンテナンスしてあげましょう(*^。^*)

 

それでは今日はこのへんで

自分の変化に意識を向けながら

素敵な1日をお過ごしください\(^o^)/